気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

【#春からICU】「ばか山ってどっちだっけ?」ICU用語集3〜施設編〜

今回は施設編だ。表題のばか山は大学食堂のメニューのモチーフにもなっている。大学の象徴と言っても過言ではない。

 

ばか山/あほ山/まぬけ山

本館前芝生広場にある盛り上がった土地の俗称である。2016年現在、ICUはこうした俗称を認めておらず、本館前芝生広場と表記・呼称される場合が多い。本館から見て右側がばか山、左側があほ山の筈である*1。まぬけ山はどちらでもない小さな山のことだ。授業をサボって本を読みながら寝そべっているとばかになるというのが名前の由来だと言われている。晴れの日にはランチを食べている人もおり、休みの日はただの公園、周辺住民の憩いの場と化している。本館前芝生広場ではレジャーシートを敷かないことが学生の流儀のようだが、ばか山ランチと呼ばれる突発的かつ不定期に開かれるサークル勧誘においては、ブルーシートが敷かれる。休日に訪れる一般客もレジャーシートを使用する。


ガッキ

学生キッチンの略。大学食堂のことである。2階にはロッカールームがあり、学期の初めにレンタルできる。詳しくは、入学後にアクセスできるICU Portalにて。
大学食堂は、料理を提供している窓口で料理を注文して受け取り、右側にあるレジで会計をする方式となっている。学生は、料理を提供している窓口にある自販機でプリペイドの学生食堂カードを購入することができる(学生でなくても可能ではある)。プリペイドカード*2を使う際は、自動レジを使用できる(完食後に後払い)。持ち帰り・テイクアウトといえば、丼物や汁気のない料理をパッキングしてもらえる。混んでいる時や各種ミーティング・ロンフォー*3の時に利用しよう。


D館

ディッフェンドルファー記念館と呼ばれる学生会館の略称がD館である。D館は、東棟・西棟に分かれている。東が旧D(見るからに古い方)、西が新Dである。普段使っている時には、東棟・西棟という呼称は基本的に使わない。新Dには教科書を販売している三省堂書店*4三菱東京UFJ銀行みずほ銀行、ゆうちょ銀行のATMと、郵便局が入っている。生活において重要なので覚えておこう。お気付きの方も多いとは思うが、ICUには学生生協がない。三省堂の利用には会員登録は必要ないので、気軽に利用しよう。ちなみに、パンであれば、昼休みに旧Dに出店するすまいるパンや、ガッキにも売っている。どちらも三省堂と違い、既成の量産品ではない。(ちなみに、平日の昼休みは三省堂が本館の2階にも出店している。)こうした便利な施設がある一方、D館は部活棟でもある。2階以降には、部室や会議室がある。ただし、部室がない団体もある。

さて、D館のもうひとつの使われ方が、イベントである。皆さんが受けるオリエンテーションの一部も、D館で行われる。旧Dにあるオーディトリアム(通称、オーディ)は、演劇系団体の舞台の公演にも使われるが、各種オリエンテーションにも使われる。劇場のように椅子が設置されており、アームレストには机が収納されている。オーディの場所は覚えておこう。新Dには、多目的ホール(通称、多目)があり、こちらには固定の椅子が備え付けられていない。どちらも使用には許可が必要である。


SCH/ジム

Sports Club House(SCH)とGymnasium(ジム、体育館)は、バス停の近くにある。ICUの体育館は小型の体育館の集合であり、高校までと違い、複数のクラスが同時進行することはない。高校までと違い、男子にも更衣室が与えられている。ロッカーの錠前は三省堂で購入できるので、あらかじめ購入しておこう。(忘れてもコインロッカーが使える。)SCHは体育会系の部活・サークルの部活棟である。D館と違い、体育会系の部活でなければ利用する機会はない。


N館/オスマー/ILC

授業を行ったり、授業で必要な施設だ。N館はNatural Science Hall(理学館)、オスマーはMildred Topp Othmer Library(オスマー図書館)、ILCはIntegrated Learning Center(総合学習センター)のことである。N館には、大型の講堂N-220*5があり、理系の授業以外にも使用される。覚えておこう。N館には理系教員の実験室がある。理系のゼミ室があるのもこの棟だ。ところで文系学生が理学館を使用する機会は少ないため、理学館の実態は謎に包まれている。理系学生のことをN館の住人と呼ぶことも多い。

 

オスマーは、パソコンが置いてある1階と、丸テーブルが置いてあり、グループワークに使用できる地階*6に分かれている。オスマー側には本は置いていないが、各種サービスを利用できる。本が置いてある図書館とはつながっている。本が置いてある図書館は単に図書館と呼ぶ。こちらにも、持ち込みのパソコンが利用できるスペースがある。もちろん私語は厳禁である。ICU図書館は各種データベースと契約しており、レポートやエッセイの作成には必須である。

 

ILCは、パソコンがたくさん置いてある棟で、ELAの授業の一部をここで行う。パソコンを使用する一般の授業をここで行う場合もある。Macの部屋、Windowsの部屋がOSごとに分かれている。2階は授業で使われていない限り自由に使えるので、レポート作成時に重宝する。ところで、筆者の経験と偏見では、1年の時、ILCで迷うケースが多々あった。ILCの1階の部屋は外にある。各部屋に鍵がかかっており、基本的に先生しか開けられない。2階と3階の奥は、ELAの教員のオフィスとなっており、オフィスアワー*7チュートリアル*8を行う際に訪れる。4階は心理学実験室となっている。


ERBI/ERBII

教育研究棟のこと。ERBIは図書館の向かいに、ERBIIはILCの奥にある。教育研究棟は教授の研究室とゼミ室がある棟である。ERBIは最初のうちは迷うので注意。ERBIIにはJLPのオフィスもある。


本館/本部棟

間違いやすい2つの建物。授業を受けるのが本館、事務のオフィスがあるのが本部等である。就職相談グループなど、本部棟にないオフィスもあるので注意。本部棟にない場合、ダイアログハウス(ガッキのある建物の奥)にある場合がある。ちなみに、本館では部活動・サークル活動も行われている。20時以降は入り口が閉められてしまうので、鍵をもらった団体しか外に出ることができない。1階には、レポートボックスがある部屋がある。課題をこの部屋で提出する授業がある。この部屋で提出する場合、締め切りが時間単位で指定され、1秒でも遅れると受け付けてくれない。その他、1階の廊下には授業効果調査を回収する回収ボックスもある。


アラムナイハウス(Alumni House)

同窓会の建物。本部棟の隣。使用には、申請と費用が必要。


新寮/旧寮

数字がついた寮が旧寮、それ以外が新寮。第3女子寮は三女、第4女子寮は四女、グローバルハウスはグロバと略される。木の名前の付いた新寮は、木の名前だけで呼ぶ。ちなみに、銀杏(いちょう)は英語でZelkovaらしい。男子寮はないのかという話だが、新しく寮を建てるため、取り壊しとなった。


エネ門/JOMO門

外に出るとエネオスがある門のこと。東八道路に抜けることができ、近くにラーメン屋やファミレスがある。かつてはJOMOがあったそうだが、今はエネ門の方が呼称としてメジャー。ホームセンターもあるため、ICU祭が近くなると利用することが多くなる。

 

 

ICUは高校よりも広い。本館から体育館まで歩いていくと遅刻する。それから、迷わないように注意しよう。

 

*1:学生キャンパスガイド達も自信がなく、筆者も自信がない。

*2:Suicaなどの一般のプリペイドカードは使えないので注意。

*3:4時限目の授業のうち、*(アスタリスク)がついたものは、スーパー4時限と呼ばれる枠の授業である。この俗称がロンフォーだ。13:15-15:00の授業なので、間違えないように注意しよう。入学後に配布される1年生のモデルスケジュールに載っている4時限目の授業の多くはロンフォーだ。

*4:書店という名前が付いているが、簡単な生活用品やパンやおにぎりを含む食品を売っている。1階のカフェでは暖かい飲み物やケーキなどのお菓子も売っている。

*5:2階に入り口があるが、1階に突き抜けている。1階にも入り口はある。

*6:話してもよい。ノートパソコンがレンタルできる。

*7:先生が研究室に在室し、学生が自由に(時にアポありで)質問しにいっていい時間。先生ごとに異なる。学内の事務所に関して言う際は、開室時間のこと。

*8:面談のこと。Academic Reading and Writing(ARW)の受講中は、先生にエッセイを見せたり、エッセイの方針について相談しなければならない。そうでなければ、成績は保証されない。Freshman ELA終了後のResearch Writing(RW)に関しても同様。