気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

ICUのセクションって何すればいいの?

1日目の授業、お疲れ様でした。特に男子校・女子校出身の方は、急に異性が同じクラスになって、困惑しているかもしれません。でも、そういう人はたくさんいますから、あなただけだと思わないでください。さて、セクションの仲間・セクメとはいい関係を築けそうですか?セクションやセクメですべきことや機能や役割をまとめてみました。参考にしてみてください。

 

セクションLINE

セクションでLINEのグループを作ろう。LINEに入会するのに抵抗があるという人は、全員に電話番号とメールアドレスを教えておくこと*1。クラスメイトなんて赤の他人じゃないかと思うかもしれないが、ICUで生きていく上で、ひいてはこの世で生きていく上で、一番重要なつながりになるかもしれない。私の頃(16)は、LINEがそこまで普及していなかった頃はメーリングリストを使っていて、徐々にFacebookに移行し、LINEも始めるという流れだった気がする。

どうしてセクションLINEが重要かというと、第一に、ELAの授業が全て英語で行われるため、助け合いが必要だからである。英語が苦手な人の中には、宿題がなんだったかすらわからない人もいる。誰かが宿題の内容を流しておかないと、宿題の内容がわからないまま「あなたは宿題をやってこなかったね」ということになりかねない。第二に、ELAの授業中は、ディスカッションやピアレビュー*2などで全員と関わるので、一人でも仲間外れや仲が悪い人がいると困る。誕生日をサプライズでお祝いしたいから誕生日の人を抜いたLINEグループを作るのなら許されるが、それ以外の仲間外れLINEグループは人権面で問題があるので注意しよう。第三に、心の支えが必要だからである。ELAは下手をすれば徹夜続きになる過酷な授業なので、仲間の支えがなければ生き残れない。セクコンをしよう、一緒に勉強しようという声かけは、自分への救いにもなると思う。


セクラン・セクコン

セクコンはセクションの絆を深める行事の一つだ。外のお店に行って、一緒に食事をする。外のお店で20人というと予約も必要で大変だと思うが、そういったことをこなすスキルは将来きっと役に立つ。セクランはセクションでランチをとることで、お店ではなく、ばか山やガッキで行うことが多い。セクランのいいところは持ち込みがフリーなので、お弁当の人もランチを購入する人も楽しめることだ(もちろん、お菓子も大丈夫)。全員揃わなくてもいいので、こうした交流の回数を増やすことが大事だ。同調圧力的に参加を強制するのではなく、参加したい人が参加する。参加できない人は、スケジュール以外にも参加したくない事情があると思うので、優しい人やその人と仲良くなった人が相談に乗るといいと思う。ちなみに、社会人になってもセクコンをしているセクションがある。セクションはそれほど重要なつながりだ。


大学生活上の情報共有

授業の情報は履修を決める上で重要だ。セクションの中には異なるサークルに所属している人が集まっているため、サークルの伝手で得た授業の情報をセクションに流すと便利だ。(2年以降は、自分がとった授業の情報をセクメに受け渡すのもいい。) また、同じ授業にセクメがいると心強い。2年以降はELAが終わり、クラスとしてのセクションは終わるが、セクメとの関係は続く。セクメは誰かがICUや人間社会からドロップアウトしていないかという心配をする。授業で一緒だった、どこどこで見た、話したなどの情報は定期的に交換しておくべきだ。


込み入った話

セクメは大学の中でも一番近しい存在になる。込み入った話ができるのは、セクメか寮のルーミーかといったところもしれない。セクションのいいところは、強制された関係から自主的な関係に移行できるところだ。親友を作るのにこんなにいいチャンスはないと思うので、ぜひセクメと仲良くなってほしい。(筆者はセクメと日本経済の話や就活の話など、いろいろな話をしていた。)

 


仲の良くないセクション

ここからは救いのある話をしよう。セクションの中には、セクコンを1回もしていないセクションや男女で席の分かれているセクション、授業の出席率が悪いセクションもある。完璧な関係を目指したいのに、うまくいかないという人もいるだろう、だが、強引に理想を目指しすぎるとかえってセクションが崩壊することもある。無理は禁物だ。

*1:知り合ったばかりの赤の他人に好き好んで電話をかける人はいないと思うので安心してくれ。

*2:他人のエッセイを評価するということもELAで培われるスキルの一つである。2人組か3人組になって、エッセイを交換し、評価しあう。