気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

最新テクノロジーは人を怠け者にしない

ITを使って仕事をする人

Photo by Olu Eletu on Unsplash

 

ITが必要になっている現状

自動化を許さない「上の世代」

職場のオートメーションが進まず、日本の生産性が上がらないことを嘆く人も多い。

特に上の世代には、情報技術(IT)への誤解や偏見もあるようで、下の世代の人は生活の不便さを肌で感じている人もいるのではないだろうか?

 

などの意見もよく聞こえてくる。


しかし、ITはもはや家電や工場の機械と同じように、日常生活や業務に必要不可欠である。

これは若い世代とかではなくて、電車や病院などのすべての人が利用する機関に当てはまる。

 

 

 

労働者が足りない時代にぜいたくは言えない

今、高齢化によって労働者が減る中で、生活と仕事の両方を便利にすることが求められている。


ITによって仕事ごとの努力が減ったことは認めよう。

でも、もはやITを手抜きなどと笑っていられない時代になった。


人材が足りない時代に努力努力と悠長に言っていられるのか?

いちいち努力していたら、日本は衰退するばかりだ。

 

ITは家電と同じ

それに、私たちは今、洗濯機によって努力せずに洗濯ができる状況を嘆いているだろうか?

その洗濯機がスマホAIスピーカーに変わっただけである。


今は嘆かれているAIスピーカーも、そのうち洗濯機のように、普通のことになるはずだ。

 

ちなみに、今はそのスマホAIスピーカーに命令するだけで、台所にいても洗濯機が自動で洗濯・乾燥をしてくれるらしい。

あるいは、最寄り駅についたらエアコンをつけるということも可能である。

そのようになったら、家の中でできることも増えるのではないだろうか?

 

ITがあればたくさん働ける

そもそも、ITは少ない努力で多く稼ぐために使われている。

怠けるどころか、たくさん働くためにITが必要になっているというのが実情だ。

 

www.soumu.go.jp

 

実際に、情報通信技術を導入している企業は、していない企業よりも労働生産性が高いことが総務省の調査で明らかになっている。

 

テレワークができる企業は1.6倍の生産性!

特に、在宅勤務などのテレワークを導入している企業は、していない企業の約1.6倍もの生産性がある。


しかし、そうした企業は市場全体の1割強しかおらず、残りの8割強は主にテレワークに適した仕事がないという理由で実施していない。

今後、テレワークができるように業務内容を調整すれば、彼らの労働生産性も1.6倍になるかもしれない。

 

ITが先か、生産性が先か?

もちろん、テレワークをするには、外部から通信できるネットワークや情報セキュリティを構築する必要があるため、企業にとっては負担となる。


それから、「テレワークができるから生産性が上がる」のではなくて、「生産性の高い企業ではテレワークもできる」と捉えることもできる。


でも、かたくなにテレワークをしない企業は、利便性の面で魅力を欠き、よい労働者に恵まれないだろう。

 

おそらく市場競争の中で、一部の業種を除き、テレワークを導入せざるを得なくなる。

その他のITも同様だ。

 

ITが人類を堕落させるという誤解

ITは人をダメにするものではない。

 

  • 「何も考えないので、脳が萎縮する」
  • 「家から一歩も出ない怠け者になる」

というのは誤解である。

 

その時間で別のことが考えられる

思考停止で脳が萎縮するのではなく、思考停止した分、別のことを考えられる。

人工知能(AI)が今日の献立を考えている間に、あなたは今日どこに出かけるかを決めればよい。

 

書類のひな形を作ったり、ソフトに計算してもらうのも同じことである。

そうしたことは人間以外でも考えられるのだから、人間はもっと有意義なことを考えるべきだ。

 

よりアクティブで有意義な生活を

同様に、食材や生活用品は朝までにネットで注文して、自分は別の場所へ行く。

夕方に食材が届くようにすれば、休日を有意義に過ごせる。


全てのモノをそろえるためにあちこちへ買い出しに行っている人は、その間にできるもっと有益なことを見逃しているといえよう。

 

野菜ならまだしも、シャンプーの詰め替え用パックなどは個体で品質が変化することはない。

それなら、ネットで買ったほうが効率的ではないだろうか?

マツモトキヨシで買ったエッセンシャルの方がAmazonよりも新鮮というのであれば話は別だが。

 

いずれにしても、ITは使い方次第で人の生活を豊かにできる。必ずしも人を怠けさせるものではない。

 

利便性を享受する権利はしない権利に勝る

たしかに機械が苦手という人もいるかもしれない。

でも、だからといって他の人に不便を味わせ、利便性を享受するのを妨げることは許されない。

 

ITの作り手も、使う人が直感的に操作できるよう、努力している。

映画館や駅などの券売機でも、わざわざスタッフが待機して、操作法がわからない人のサポートに回っている。(本末転倒)


それでも機械化に反対するのであれば、電子機器の存在しない異世界にでも転生するしかないのではないだろうか?

 

日本滅亡も

IT化を推進しない場合、生産性がどんどん下がり、生活がままならなくなるという最悪のシナリオも考えることができる。

お店もほとんど閉店し、宅配便もなくなるかもしれない。


未来を担う若者のためにも、ITによる社会の効率化に協力してほしいものだ。