気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

キッズ向け動画に要注意 エルサゲート被害に遭わないために

有害動画・エルサゲートのイメージ画像

Photo via pixabay

 

公式動画以外の番組配信を見せてはいけない

現在問題になっているエルサゲート

人気キャラクターが登場するが、途中から一転して不適切な内容(エロ・グロ)になるという有害動画だ。

 

この被害を防ぐために重要なのは、公式以外の番組配信動画を子どもに見せないことである。

 

フィルタリングでは防ぎきれない

現状、エルサゲートは、携帯電話会社やインターネットプロバイダのフィルタリング機能では防ぎきれない。

 

従来は、有害情報や危険人物との接触は有害サイトで行われているものと考えられていた。

そうしたサイトを表示できないようにすれば、子どもの安全を守ることができるという考え方だった。

 

しかし、近年の児童による自撮りの送信問題や、座間9遺体事件からもわかる通り、日常に使われている大手サイトにも有害情報が転がっている。

お子様にアプリやサイトを安全に使わせるための設定は、おうちの方がしなければならない。


そんな中で、公式動画を見せるという選択肢は有用である。

 

参考:

nettv.gov-online.go.jp

 

 

 

大前提:公式動画とは

ネットのアニメ動画は、制作会社や制作局によって、各動画配信サービスにて配信される。

有料配信サービスに掲載されているものは、100%公式動画と言ってよい。

 

公式動画以外が並ぶサイトも

一方で、YouTubeなどの無料配信サイトでは、誰もが動画を投稿できる。

そのため、どうしても有害な動画が紛れ込んでしまう。

 

今のところ、サイトが自動でブロックできるのは公式動画と同じコマや音楽を含む動画ぐらい。

オリジナルで作られたエルサゲートには、自動では対応しきれないようだ。

 

ちなみに、平成28(2016)年度の総務省『情報通信白書』*1によれば、2016年時点では、有料動画配信サービスは2割程度しか普及していない。

今回の問題を機に、有料動画サイトが普及すればよいのだが……

 

公式動画の見分け方

さて、無料配信サイトでの公式動画の見分け方としては、

  • 投稿者がテレビ局・制作会社や関連企業(小学館「コロコロチャンネル」など)であること、
  • 公式配信を示す表示があること、
  • 削除プログラムを避けるための細工(反転している、動画に帯があるなど)がないこと

が挙げられる。


人気番組名で検索をかけてみると、非公式と思われるYouTuberの動画*2も引っかかる。


少しでも怪しいと思ったら、すぐに視聴を中止することだ。

 

こんな動画に注意

動画配信自体がない番組も

ここからは、特にこういう動画は視聴すべきでないというものを挙げていきたい。

 

例えば、プリキュアシリーズや、一部の子ども向け番組では、見逃し動画の公式配信を行っていない。

今の時代、ネット配信をしていない番組があるのは驚きだが、これが現実である。

 

配信を行なっている番組では、公式サイトで告知しているはずだ。

そこになければ、配信していない可能性が高い。

 

そうした番組の配信動画が上がっていたら、間違いなく違法配信。

犯罪を支援することにつながるし、エルサゲートの可能性もあるので、お子様には見せないようにしよう。

 

深夜アニメは住み分けされていない

深夜アニメは、子ども向けと分け隔てなく配信されている場合もある(無料・有料問わず)。

 

魔法少女やアイドルを扱った作品であっても、暴力や血の描写、性的な描写などが含まれている。

ロボットアニメであっても、露骨な性描写があるかもしれない。

 

だから、深夜アニメだとわかっているものは、絵面がかわいらしくても、子どもに見せるべきではない。

ちなみに、子どもに性的なアニメを見せることは児童への性的虐待にあたる可能性があり、許されることではない*3

 

放任ではなく主体的に

おうちの方は、お子様が動画を見るのを見守る、黙って見ているのではなく、一緒に見るべきだ。

 

ネット動画は誰でも情報発信が可能な便利なツールである。

それゆえに、テレビよりも低俗な内容が混ざりやすい。

 

レンタルビデオ店と同様、動画配信サービスを使う際も、お子様と見る動画をおうちの方が一緒に選ぶ必要がある。

 

心のケガは体のケガよりも治りが遅いことを、肝に命じてほしい。

*1:総務省|平成28年版 情報通信白書|ネット動画視聴の広がり

*2:レビューや「遊んでみた」動画、子どもに人気のキャラクターを登場させ、勝手にストーリー仕立てにしている動画など。

*3:児童虐待の定義と現状|厚生労働省