図書館や自習室で勉強をしていると、ある恐怖があなたを襲います。音を出すことへの不安です。静かな部屋の中で自分だけ騒音を発生させていると、それなりの罪悪感があると思います。もちろん、周りの音に対して耳栓などの対策をすることも大事です。でも、音を出す側も出さないような工夫をすべきではないでしょうか?音を出さない一番のポイントは、考えて持ち込むことです。
騒音対策のために持ち込むもの
私がかつて騒音対策に使っていたものを中心にご紹介します。
指サック
紙をめくる音を抑えるのに有効です。ページをめくりやすくなるため、余計な騒音が出ません。カラフルでかわいいものもあるので、ぜひお店の文房具コーナーなどでチェックしてみてください。
プラス キャップ型紙めくり メクリッコ ハニカム 袋入り M KM−302H
- ジャンル: キッチン・日用品雑貨・文具 > 文具・事務用品 > 整理用品 > その他
- ショップ: マツモトキヨシ楽天市場店
- 価格: 140円
よく使うページに貼っておくことで、無駄なページめくりをなくせます。図書館の本には貼らないでください。本を痛めます。
鉛筆
資格試験や入学試験を目指している方には特にオススメです。筆記試験では常に鉛筆を使いますから。鉛筆はボールペンやシャープペンシルと違って、ノック音がしません。
騒音に注意して持ち込むもの
以下は、持ち込んでもいいですが、気をつけてくださいというものです。
カバン
次のいずれかにあたるカバンは迷惑になりますので、極力使用しないでください
- 音の出る金具(金属がぶつかりあってキンキン鳴るなど)がついている
- マジックテープがついている
これらのカバン以外は基本的に大丈夫だと思います。ただし、注意してほしいのは、基本的に一旦開けたら極力開けたままにすることです。例えば、要らないものをカバンにしまったり、必要なものを取り出したりするためにカバンを開閉すると、騒音が発生するからです。そんなこと言ってもカバン新しく買うのに2000円も払いたくないよという方、回避術はあります。カバンを開けてから入室してください。その際は、中に入っているものがこぼれ落ちないよう、気をつけてください。
カバン系の騒音を防ぐ究極の方法は、部屋に入る前に必要なものを取り出してから入室することです。*1
ジップアップの服
脱ぎ着する前提で着てくるのは控えましょう。ジッパーの音は意外と気を使います。アウターであれば脱いで入るのが正解です。あまりないと思いますが、マジックテープ付きの服もカバン同様やめたほうがいいです。
ペットボトル
これからの時期、図書館に篭るには水分補給は必須だと思います。水分補給を許されている場合、ミネラルウォーターは極力避けてください。ミネラルウォーターはペットボトルの素材が軽くて柔らかいので、握ると音が鳴ってしまいます。それから、文献に飲み物をこぼさないよう、机の下に置いてください。
シャープペンシル(シャーペン)
シャーペンは折れにくい芯を使いましょう。すぐ折れる芯を使うと、たくさんノックしなければいけないので、それだけ騒音が出ます。振ると芯が出るものもありますが、それも多分迷惑です。
ボールペン
ボールペンは、種類に注意して持ち込むようにしてください。次のものはオススメしません。
- ノック式ボールペン
- 多機能(多色)ボールペン
この2つは、音がなりやすいです。多機能ボールペンのうち、回して芯を出すタイプのものは問題ないと思います。(シャープペンシル部分は気をつけて使いましょう。)私は、受験期にキャップ付きのボールペンを愛用していました。キャップ付きは、一度キャップを開ければノック式や多色ボールペンのように芯が戻らないので、騒音の回数が圧倒的に減ります。
騒音対策のために持ち込むべきではないもの
最後に持ち込むべきではないものです。割と切実に持ち込んでほしくないものも含まれています。
ビニール袋・レジ袋
これらの袋は、触るたびにクシャクシャと音が鳴ります。集中力が途切れますので、カバンにも入れないように注意してください*2。コンビニなどで飲み物や軽食を買って公民館などに持ち込む際は、レジ袋を断ってください。じゃあ、ゴミはどうすればいいのかという話ですが、余裕があれば、買ったコンビニに捨てに行ってください。公民館はゴミ箱がないところも多いと思います。ビニール袋は良くないとは言っても、傘袋は避けられないと思います。本へのダメージの方が優先されるので、雨の日は傘袋を使ってください。
ビニール袋に入った文具の代表格といえば、ルーズリーフだと思います。最近では、ルーズリーフを入れるためのソフトケースがあるようですが、私はよくノート型のルーズリーフを使っていました。全体が紙製なので、ビニールの音がしません。
(2016/4/10 added)ノート型ルーズリーフは分厚いので、下敷きとしても利用できます。大学受験生ならこれから模試が増えてくると思いますし、秋以降は赤本をコピーして問題を解く機会が増えていきます。模試の自己採点をするときや、コピーした赤本の問題を解くとき、下に何も敷かないと、筆の音が大きくなります。ノート型ルーズリーフは分厚くもなく、薄くもないので、下に敷くのに適していると思います。(ただし、穴があるので注意。)
イヤホン・ヘッドホン
音楽を聴いたり、動画を見たりするのは、静かな図書館や自習室では不適切です。携帯電話は電源を切りましょう。マナーモードでもダメです。謎ルールの押し付けではなく、音が漏れたり、不注意で音がスピーカーから流れたりする恐れがあり、迷惑だからです。ところで、図書館でパソコンを起動すると、起動音がなってしまいます。それを防ぐために、筆者はMuteCon for Macというアプリケーションを使っています。このアプリケーションは、終了前と起動後に、Mac本体の音量を設定した音量に自動で調節してくれます。ミュートをすることも可能です。Windowsでも同様のアプリケーションがあるようですが、現在Windowsのパソコンを持っていないので実用性を検証できないため、載せていません。
ストロー付きの飲料
絶対「ズズズ……」ってなるのでオススメできません。持ち込みを禁止しているところもあります。というか、本を汚す恐れがあるので、やめた方がいいです。
水筒
水筒の中身を飲むまでのステップが騒音だらけなので、オススメしません。ペットボトル飲料なら蓋を開けるだけですが、水筒は、直飲みタイプなら蓋を開ける音がしますし、コップタイプならさらに注ぐ音もしますから。氷が入っていると、氷が金属の壁にぶつかる音も響きます。
番外編:騒音以外の理由で持ち込むべきではないもの
食品
どんな食品でも匂いはします。食べなくても、持ち込むのは控えましょう。
生花
同じく匂いがするためです。多分、生花を持ち込むときは大事なことがあるときですから、図書館なんかに篭ってるような騒ぎではないと思いますが。
香水
こちらも匂い関連です。
スーツケース
受付に預けましょう。もちろん騒音もしますが、何より邪魔です。
密閉できない飲料
本にこぼしてしまう恐れがあります。注意していても不可抗力で溢れる可能性があるのでやめてください。缶は騒音もするので論外です。
お友達
喋らなくても集中できなくなります。もちろん、お喋りはダメですよ。部屋の外でも響きますから。