気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

電子レンジでそのまま調理のレトルトカレー 仕組みを解説

電子レンジのイラスト

Photo via pixabay

 

皿に移さず 時短で美味しく調理

久々にカレーの気分だったので、レトルトカレーを買った。

レトルトカレーといえば、

  • 袋ごとボイルする
  • 中身をお皿に移して電子レンジで加熱する

というのが従来のイメージだ。


ところが、今のカレーはなんと皿に移さずにレンジでチンできる。

その後にレンジでご飯を加熱して、かけて召し上がることが可能だ。


手を汚さずに調理できるので、カレーが手軽に食べられる。

よい時代になった。


(箱入りのものがこの調理に対応していて、従来のアルミパックで売られているものは電子レンジでチンしてはいけない。)

 

 

 

 


参考

housefoods.jp

 

boncurry.jp

 

温め方(一例)

  1. 箱をミシン目にしたがって開け、上部を折り返す。
  2. パックのおもて面が上になっていることを確認し、箱ごとレンジに入れる。箱の上部が折り返されているので、袋は接地しない。
  3. 規定のワット数・加熱時間でレンジ調理する。

 

なぜレンジで調理できるのか

一般的にレトルトパウチと呼ばれているものは、金属製の袋に入っている。

したがって、レンジで加熱してはいけない。


しかし、レンジ加熱に対応した「レトルトカレー」は、プラスチック製の袋に入っているため、レンジに入れることができる。

 

袋に穴が開くので爆発しない

加熱しても爆発しない仕組みは、蒸気口にある。

加熱時に袋が膨らんで穴が開くので、そこから蒸気が出て、爆発しないのだ。


ちなみに、ハウス食品は「厳密な意味ではレトルトパウチ食品ではありません」としている。

 

賞味期限が製造後約1年ということで、アルミパックのものより短いが、保存は十分できそうだ。

 

レンジ対応のレトルトカレーはプラスチック製の袋に入っている。

加熱時に穴が開き、爆発を防ぐ。

 

レンジ対応レトルトカレーの注意事項

じっくり低温調理

ご家庭のレンジが700W以上に対応している場合でも、高出力で加熱してはいけない(業務用不可)。

また、自動で好きな温度まで温めてくれる機能も使えない。


蒸気を出す穴が上手く開かなかったり、爆発したりする恐れがあるので、必ず規定のワット数・加熱時間を守ってほしい。

 

(低出力とはいえ、普通に熱いので、取り出すときは注意。)

 

再加熱・加熱後の保存は不可

袋に蒸気口が開くので、保存や冷めた後の再調理はできない。

 

ただし、「ククレカレー」のパッケージによれば、温まりきらなかったものを追加で加熱することは可能。

様子を見ながら少しずつ加熱するならば温めてもよい*1

 

規定のワット数・加熱時間を守らないと、爆発のおそれがある。

一度冷めたパックを再加熱するのはダメだが、温まっていないものの追加加熱は大丈夫。

 

おいしく、安全に

最近のレトルトカレーは中身を皿に移す手間を取らず、短時間で調理できる。


これはすべてのレトルトカレーに言えることだが、気軽に肉と野菜が採れる優秀な保存食品でもある。


加熱方法に注意して、美味しく、安全に召し上がってほしい。

 

 

最後に注意事項

レンジ調理対応のレトルトカレーはお湯でも温められる。

レンジがご家庭にない方でも、箱入りを買って問題ない。

 

逆に、箱入りであっても、電子レンジ調理に対応していないものもある(ご当地カレーやマイナー商品など)。

必ず箱に書かれている調理手順で調理すること。