人手不足に対する不安 年賀状を送らないのも賢明な選択
人手不足とそれによる他社宅配便の値上げで、郵便局がパンクしているのではないかという懸念が広がっている。
これに対し、日本郵便は、そうした背景があるのは認めているが、発送の遅延は想定の範囲に収まっていると弁明している*1。
このようなニュースを聞いて、われわれが心配するのは、年賀状である。
最近では、ネット印刷やTwitter IDを使った匿名配送など、ネットとリアルを融合する流れになっているらしい。
そうしたサービスで利便性は高まっているものの、流通業の人手不足が懸念される(真偽のほどは別として)。
今、年賀状ではない方法で新年を祝う機運が高まっているようだ。
そこで、この記事では、ソーシャルメディアを使った新年の祝い方を紹介したい。
LINE年賀スタンプ
日本で一、二を争うソーシャルメディアのひとつがLINEだ。
LINEスタンプは企業だけでなく、フリーのイラストレーターでも投稿することができ、その数は星の数ほどある。
そんな中で、LINEは「お年玉付き年賀はがき」ならぬ「お年玉付き年賀スタンプ」を発売する*2。
年賀状と同様、受け取った人がくじに参加できる仕組みなので、LINEであけおめを言う/言われる予定の人はぜひ購入したい。
かわいい犬の写真を投稿
来年2018年は戌年である。そのため、ペットの犬の写真を年賀状に使ったり、SNSに投稿したりする人もいるようだ。
保護犬の写真素材
中でも私が注目したいのは、保護犬の写真。
こちらの写真を新年のあいさつに使うことで、保護犬のことを周知することができる。
実は、保健所の殺処分を逃れて、動物保護団体などに保護されている捨て犬が多くいる。
「ワンちゃんかわいい」と思って犬を飼って、かわいくなくなったから捨てた人が大勢いるということだ。
人間だけがハッピーで、今年の干支が苦しんでいるのはよくないと思う。
そうした犬たちに思いをはせることで、子犬(Puppy)が幸せ(Happy)になれるような年にしようではないか。
愛犬の撮影も
もちろん、自分の愛犬の写真を撮るということも行われているようだ。
ペット用の晴れ着やフォトスタジオもあるとのことで、来年の主役となる愛犬をかわいく豪華に着飾り、SNSにアップする人も多くなるだろう。
写メといえば個人が簡単に撮るイメージがあるが、最近は個人でも使える本格的な機材やアプリも増えている。
プロの手で撮ってもらうこともできるので、写真を撮るのが苦手という人もぜひ挑戦されたい。
もちろん、人間を撮るのもありだ。(というか年賀状の写真ってだいたい家族ですよね。)
お正月はおうちで過ごそう
もうちょっとアクティブな楽しみ方はないのかと思うかもしれないが、残念ながら、今年の正月は三が日までパッシブになりそうだ。
というのも、開いていないお店がある。
働き方改革の一環で、今年の年末から来年の年始にかけて休業する店があるようだ。
例えば、北海道の大動脈とも言えるセイコーマート*3や、大手ファミレスチェーンのロイヤルホストも休業を発表している*4。
来年の正月はお外で過ごしても、今年よりは楽しくないかもしれない。
もちろん、ネットも使いすぎれば、業者が大わらわになる。
たくさん話して通信するよりも、1枚の写真に気持ちを詰め込もう。
少ないやり取りで気持ちを伝える。年賀状とネットのいいとこ取りをして、新年を省エネで過ごそう。