下取り後その場で値引き 傷ありでも大丈夫
前々からiPhone 6Sが不調で、ここのところ本当に調子が悪かった。
なので、思い切ってiPhone XRに機種変更した。
2019年6月現在、Apple StoreではiPhoneの古い機種の下取りを行なっている。
Apple Store直営店で下取りをしたので、報告がてら記事を書く。
関連する情報は集約しており、この記事で紹介する手続きの内容は必ずしも時系列順ではない。
持っていくもの:
- 古いiPhone
- 現金またはクレジットカード
- 公的な身分証明書
- SIMカードを入れるもの
iPhoneの下取り:傷ありでも値段がつく
下取りを希望すると店員に伝える。
側面に傷がついているなどの問題を自己申告し、査定してもらう。
そこまで良好ではなかったが、それなりの値段で買い取ってもらえた。
本体に傷があったので、値段がつくとは思っていなかった。
(事前にAppleのウェブサイト上で査定をしたところ、0円だった。)
ちなみに、本当に品質が悪くて値段がつかない場合は、無料で回収となる。
基本的には、下取りしてもらった金額分のAppleギフトカードがもらえる。
Apple Store直営店で下取りをすると、その場で本体価格から値引きしてもらえる。
値引きしてもらったほうが用途も縛られないし、クレジットカードの限度額もセーブできる。
査定:カメラやボタンの確認
カバーやバンパーをつけている場合は、外して渡す。
保護フィルムは剥がさなくてOK。
店員は、設定画面から本体の番号などを控える。
それから、iPhoneが正しく動くかチェックする。
カメラやサイレントモードの切り替えボタンが使えるかなど。
純正メモアプリも開くので、記事やSSの原稿を入れている人は要注意。
さすがに店員も配慮してくれるとは思うが……
(ホーム画面・コントロールセンターは見られた。)
データの消去:バックアップとLINEの引き継ぎ
iCloud設定から「iPhoneを探す」をオフにするよう指示がある。
これをしないと、下取りができない。
加えて、iPhoneのバックアップをとったか、LINEの引き継ぎ設定をしたかを尋ねられた。
新しいiPhoneは、前のiPhoneのバックアップから復元して、簡単に設定できる。
来店前にiCloudかパソコンでバックアップを取ろう。
また、LINEの引き継ぎ設定をしないと、原則として次のiPhoneで使えないので注意しよう。
そして、リセットメニューからデータを消去した。
買取に伴って、MVNO(格安SIM)の人はSIMカードを抜く。
常備薬ケースに入れるなどして、絶対に失くさないようにしよう。
買取の手続き:身分証明書が必要
名前・住所・メールアドレスなどの必要事項をお店のiPhoneに入力する。
QWERTY配列は使えず、ケータイ配列のフリック入力のみだった。
購入契約でも再度入力するため、フリック入力に慣れていない人は辛いかも。
メールアドレスは領収書が届くだけなので、なんでもよい。
それから、中古品の買取なので、20歳以上を証明できる公的な身分証明書が必要だ。
運転免許をお持ちの方は、免許証でOK。
新しいiPhoneの購入:税抜き表示に注意
今回購入したのは、iPhone XR。
ウェブサイト上では、64GB・84,800円となっている。
これは税別価格なので、税込みで91,584円。お間違いのないように。
繰り返しになるが、ここから下取り価格が値引きされる。
購入契約のために、必要事項を入力する。
その後、任意の方法で支払いを完了する。
下取りの手続き:
直営店で下取りすると、購入金額から下取り金額を値引きしてもらえる。
提示されているのは税抜き価格なので、間違えてはいけない。
状態がよほど劣悪でなければ、たとえ傷がついていても、買い取ってもらえる。
中古品の買取のため、身分証明書の提示が求められる。
バックアップとLINEの引き継ぎは必須。
通信機能の設定:MVNOは自宅からも可
MVNO(格安SIM)の人は、あとの作業は自宅でもできる。
大手キャリアの人は、Apple Storeで設定&手続きする必要がある。
MVNOの人は、SIMカードを入れて電源を入れる。
SIMカードのトレイを抜く器具は、箱の中に入っている。
Wi-Fiにつなげて、後述の初期設定をする。
その後、MVNOの設定ファイルをインストールすれば、新しいiPhoneでモバイルデータ通信が可能になる。
自宅にWi-Fiがないという方は、Apple Storeでの設定をおすすめする。
iPhoneの初期設定:バックアップから復元
一般的には、バックアップから復元すれば、復元前のiPhoneと同様に使える。
私の場合は、iPhone XRのソフトウェアのバージョンが古いと表示され、できなかった。
新しいiPhoneとして設定してから、アップデートしなければならなかった*1。
アップデートが終わると、旧iPhoneのデータから復元できる。
旧データを復元しても、LINEなどは改めてログインを求められる。
ゲームアプリはバックアップしている限り、復元され、ログインもされる*2。
しかし、音楽や音声などの追加データは再ダウンロードしなければならない。
(データのダウンロードが始まっても、「データが消えて最初から」ではないので、ご安心を。)
Face IDの設定:顔が映るのは設定時のみ
Face IDの端末は初めての人が多いと思うので、設定しよう。
アップデートのために新しいiPhoneを設定するときは、この過程をスキップしてよい。
復元が完了したら、改めて設定できる。
さて、Face IDの登録方法はいたってシンプルだ。
内カメラに向かって自分の顔を見せる。
首を回し、さまざまな角度から見た自分の顔を認識させる。
Face IDを設定する画面には自分の顔が映る。
だが、Face ID使用時には、Face ID認証中を示すアイコンだけが表示される。
「支払いのたびに自分の顔を見なければならない」とかではないので、ご安心を。
自分が寝ているとき、パートナーや家族が自分の寝顔でロックを解除できるのではないか?
その心配はない。
目を瞑ったら認証されない設定にもできる。
嫌がる人に強制的にロックを解除させるなども、ある程度防げる。
iPhoneの初期設定:
MVNO(格安SIM)は、そのままSIMカードを入れて、設定ファイルをダウンロードし直す。
ソフトウェアのバージョンが古いなどで復元できない場合は、一旦新しいiPhoneとして設定し、アップデート。
ゲームアプリを開くとデータのダウンロードが始まるが、アカウントが消えたわけではない。
自分が寝ているときにFace IDを使われる心配はない。
操作方法の違い:電源オフ、コントロールセンターなど
iPhone X以降のiPhoneは、操作方法が違う。
ホームボタンがないため、iPhone 8以前とはかなり変わっている。
画面の下端にある細長いバー、これがホームボタンのような役割を果たす。
私も慣れていないが、以下に重要なものをピックアップする。
- スリープ解除:画面のタップでも可。
- ロック解除:画面を見つめながら、画面の下端を上にスワイプする*3。
- 電源オン・オフ:電源ボタンと音量上下ボタンを同時押しする。
- アプリからホーム画面に戻る:画面の下端を上に弾くようにスワイプする。
- アプリを切り替える画面:画面の下端を上に滑らせるようにスワイプする。
- コントロールセンター:画面の右上から下にスワイプする。
- バッテリーの残量:コントロールセンターに表示される。
- Walletアプリの呼び出し:電源ボタンを2回クリックする。
iPhone XS・XRの操作に慣れていない方:AssistiveTouchがおすすめ
操作方法に慣れていなくて大変という方は、Assistive Touchをおすすめする。
一般>アクセシビリティ>AssistiveTouch
オンにすれば、丸いボタンが画面上に表示される。
ボタンをタップすると、ホームに戻るなどの機能が使える*4。
スクリーンショットもボタン1つで撮れるので、おすすめだ。
(電源は切れない。)
正直なところ、操作方法の違いには戸惑う場面が多い。
近くの家電量販店で保護フィルムを貼ってもらったとき、電源オフができなくて、店員に教えてもらった*5。
慣れないうちは、ぜひAssistive Touchを使ってほしい。