気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

電子マネー&ポイントの管理 LINE家計簿がおすすめ

楽天ポイントの残高・モバイルSuicaの利用履歴などを一目で確認

あなたはポイントカードを何枚お持ちだろうか?

電子マネーを何枚お持ちだろうか?

 

小売各社がポイントカード・電子マネーを発行する中で、残高を把握しきれていない人も多いだろう。

そんな人にオススメしたいのが、LINE家計簿だ。

 

LINE家計簿

LINE家計簿

  • LINE Pay Corporation
  • ファイナンス
  • 無料

 

play.google.com

 

 

 

 

見えづらい:既存のポイントカード・電子マネーの問題点

現在のポイントカード・電子マネーは残高が見づらい。

 

スマホの中に会員アプリをお持ちの方もいるかと思う。

中にはアプリがなくて、会員ページを開かなければならないカードもある。

 

手数が多くて、残高を見るのが面倒くさい。

どの電子マネーにいくら入っているか把握しきれない。

あなたはなんとなく電子マネーを使って、なんとなくチャージしていないだろうか?

 

今、残高を「見える」化したい。

そんなときには、家計簿アプリが使える*1

 

家計簿アプリでポイント・電子マネーの残高をチェック

ポイントの利用履歴・Amazonの利用額にも対応

従来の紙の家計簿では、ポイントカードが無視されていた。

だが、家計簿アプリの多くは、ポイントカードの利用履歴を表示できる。

 

それ以外に、Amazonや楽天市場、携帯電話キャリアなどとも連携が可能である。

家計簿アプリはレシートを登録するだけではないのだ。

 

セキュリティが心配? でも大丈夫

家計簿アプリというと、セキュリティが心配だという声が根強い。

 

大手のアプリでは、銀行口座やクレジットカードの利用明細が見られる。

提携先の金融機関から、情報を使う権利だけを拝借するという仕組みである。

 

しかし、ITの仕組みがわからない一般ユーザーにとっては、

  • 「家計簿アプリの会社がハッキングにあったら怖い」
  • 「クレジットカードが勝手に使われるのではないか?」
  • 「家計のデータが流出して、犯罪に利用されるのではないか?」

などの心配も多いようだ。

 

でも、電子マネーやポイントカードであれば、そうなるリスクが低い。

最近では、2段階認証を設けているカードも多い。

家計簿アプリでも、2段階認証を使ってログインできるものがある。

 

この際、思い切って登録してみよう。

 

LINE家計簿のメリット

大手の家計簿アプリもたくさんある中で、私が紹介したいのは「LINE家計簿」だ。

メッセージアプリのLINEから入力できるほか、専用のアプリもある。

 

LINE家計簿のおすすめポイントは以下の通り。

 

基本的な共通ポイント・電子マネーに対応している。

セキュリティが十分である。

サービスは無料。残高は即時適用。金融機関の登録数にも制限がない。

LINE Scoreが上がる。

 

ポイントカード・電子マネーの残高がわかる

LINE Payでは、共通ポイントと電子マネーの残高が一覧できる。

自社のLINE Pay・LINEポイントはもちろん、モバイルSuicaや楽天ポイントにも対応している。

 

電子マネーの利用履歴のほか、期間限定ポイントもわかる。

特に、電子マネーの利用履歴は収入・支出として計上され、カレンダーにも表示される。

「なんとなく」から脱却し、いついくら使ったか・チャージしたかまでわかるようになった。

 

十分なセキュリティ:ログイン制限・即時パスコードロック

LINEといえば、1つのIDを1つのスマホでしか所持できない厳重さが特徴的である。

アプリ自体にも独自のパスコードロック・生体認証をつけられるので、他人から見られづらい*2

 

有料会員なし・金融機関の登録数に制限なし(2019年7月現在)

他のアプリと大きく違うのは、有料会員がないことだ。

 

一部アプリでは、無料会員が登録できる金融機関などの数に制限を設けている。

電子マネーの残高の変動をすぐに適用できないアプリも存在する。

機能の制限に接すると、もっぱら「プレミアム会員なら◯◯できます」と登録を促してくる。

 

そうした中で、LINE家計簿は2019年7月現在、連携できる金融機関の数・連携の頻度に上限を設けていない。

(もともとデータの適用が翌日以降の電子マネーなどは、すぐには記録されない。)

他社が有料としているサービスの一部*3を無料で提供しているのが強みだ。

 

LINE Score:家計簿入力で特典も

それどころか、LINE家計簿独自の特典もある。

新サービス・LINE Scoreともつながっていて、毎週1回家計簿に入力するとスコアが20上がる。

 

LINE Scoreは、収入や生活環境・生活習慣でユーザーの信用を数値化する機能だ。

簡単なアンケートで基礎のスコアがつき、ミッションの達成でボーナスのスコアがつく。

家計簿の入力は、自動入力も対象だ*4

 

LINE Scoreでは、一定のスコアを基準にした特典も存在する。

スコアを上げると、そうした特典を受けやすくなる。

 

以上がLINE家計簿のメリットである。

 

LINE家計簿のデメリット

既存の家計簿アプリと違った魅力のあるLINE家計簿。

一方で、既存のアプリに比べて劣っている部分もある。

 

パソコンから見られない。

Excelにエクスポートできない。

まだ細かなバグが多い。

 

パソコン版・エクスポート機能などがない

LINE家計簿は現状、スマホアプリのみで使えるサービスだ。

パソコン版は2019年7月現在、存在しない。

 

各種行政手続きで家計簿のデータを使いたい人もいるかもしれない。

だが、LINE家計簿には、データをExcelなどに出力(エクスポート)する機能は付いていない。

 

今回は、スマホからポイントや残高を確認するというのを第一に考えたい。

本格的に家計簿をつけたいなら、LINE家計簿以外の家計簿アプリのプレミアムサービスを利用されたい。

 

若いサービス 細かい不具合も多い

それから、LINE家計簿はサービス開始から間もない。

ちょっとした不具合が多い印象がある。

 

電子マネーの連携でエラーが起きた場合は、連携を解除して、もう一度登録してみてほしい。

「ヘルプ」を見ても解決しない場合は、お問い合わせフォームの利用をおすすめする。

 

電子マネー・キャッシュレス……支出の外側を記録

「家計簿アプリには、クレジットカードと引き落とし先の銀行口座だけ登録しておけばよい」

そう思う人もいるかもしれない。


だが、家計簿においては、何にいくら支払ったかのほうが重要だ。

それは、電子マネーやキャッシュレス決済の履歴に記録されている。

あるいは、現金で払ったときのレシートに記録されている。

 

収入と支出を見える化するための家計簿。

クレジットカードや銀行口座から数千円チャージしたという内側の支出よりも、具体的な品物という外側の支出を重視しよう。

*1:ポイントカードをひとまとめにして、支払い時に使えると謳うアプリがある。それらのアプリの一部は無許可で、実際には使えない。一方、LINEアプリの「マイカード」では、PontaやTカードなどのバーコードを表示できる。これらは公式に許可を取っているので、問題なく使える。

*2:即時でロックするように設定すると、一瞬でも他のアプリを表示すれば、すぐに認証を要求されるようになる。

*3:ここで注意。LINE家計簿には、確定申告や会計などを補助する機能は一切ない。自営業などで必要な方はLINE家計簿ではなく、対応したアプリの利用をおすすめする。

*4:連携で既存の支出が記録された場合ではなく、新たに買い物などをして支出した場合が対象の模様。