気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

【ポケモンGO】テッカグヤ詐欺への懸念

南半球の日本人? レイドバトルに招待してくれるか

ポケモンGOにて、レイドバトルの招待が問題になっている。

詐欺や、犯罪への悪用が強く懸念される。

今後、同様の方式があるかもしれないので、まとめておく。

 

 

 

レイドバトル:他の人と協力する戦闘

レイドバトルとは、複数のプレイヤーが協力して、強力な敵と戦うバトルのことだ。

このゲームでは、敵が特定の場所に出現し、近くにいるプレイヤーが参加できる。

 

例えば、東京駅に敵が出現したとき、東京駅に居合わせた人が参加できる。

それ以外に、

  • 友達の招待を受けた人
  • 出現場所の半径数キロ圏内にいる人

も条件付きでの参加が可能だ。

 

その際、ショップで購入のアイテム「リモートレイドパス」を消費する必要がある。

この招待で、トラブルが起こっている。

 

北半球・南半球限定の敵

2022年9月、北半球と南半球で出現する敵が違うという、珍しい試みが行われた。

北半球ではカミツルギ、南半球ではテッカグヤという、いずれも珍しいポケモンが登場する。

レイドバトルに勝利すると、参加者全員が捕獲ゲームに挑戦できる。

 

この際、日本の人がテッカグヤを入手するには、南半球の人から招待を受けなければならない。

入手の義務はないが、収集家にとっては重要である。

図鑑を埋めるのは、ポケモンの醍醐味だ。

 

レイドバトル招待を装った詐欺・騙しなど

ポケモン捕獲のため、外国語を駆使して、南半球の友達を得る人もいる。

一方で、以下のような事例に騙されてしまう人もいるようだ。

 

  • 南半球在住の日本人を名乗る
  • 招待に手数料を取る
  • 実際には招待しない

 

データを金銭で取引するRMT (リアルマネートレード) は規約違反のおそれがある。

最悪の場合、テッカグヤ入手どころか、すべてのデータを消去される


また、詐欺や騙しがあっても、運営は補償できない。

犯罪組織などに、申し込んだ人の個人情報が収集される懸念もある。

 

次の機会に、テッカグヤが北半球に出現する可能性も考えられる。

その際に、あなたの注ぎ込んだお金が無駄になっても、文句は言えないだろう。

 

詐欺かも:気をつけたいポイント

人は見ず知らずの人を善意で助けない

見ず知らずの人をレイドバトルに招待するというのは、話が出来すぎている。

招待する側は、ポケモンの出現場所に出向かなければならない。

あるいは有償のリモートレイドパスを消費する必要がある。

 

もしかしたらウソかもしれない。

何かの犯罪に悪用される可能性もある。

赤の他人の善意には、ウラがあると考えるのが自然だ。

 

ところで、オセアニア在住の人が日本人と友達になる利点は少ない。

ポケモンGOの「フレンド」機能には、

  • 1日1回、お互いにアイテムをプレゼントできる
  • プレゼントの回数に応じて、経験値獲得や特典がある
  • プレゼントで、相手の所在地を原産とする (海外なら海外産) ポケモンのタマゴが手に入る
  • そのタマゴから生まれたポケモンを通信交換に使うと、お互いの原産地の距離に応じて表彰される
  • 通信交換したポケモンが強くなりやすい

などのメリットがある。

 

ただし、交換時は、お互いが近くにいる必要がある。(海外在住者との交換は不可能。)

オーストラリアやニュージーランドの人にとって、日本産のタマゴは、交換時の距離のメリットが弱い。

アメリカやカナダのほうが距離を稼げる。

 

あえて日本在住の日本人とフレンドになる必要はないのだ。

 

外国人は日本のペイを使わない

一部に、日本の決済手段 (○○ペイなど) の送金機能で、金銭を要求する例が見られる。

しかし、送金に○○ペイを利用するのは不自然だ。

○○ペイは原則として、海外での買い物に使えない。

 

例えば、日本在住の人が、海外在住とウソをついているかもしれない。

あるいは、海外にいるというウソの位置情報を、スマホに読み込ませている可能性もある。

後者はレイドバトルに参加できるかもしれないが、不正とみなされるおそれがある。

 

日本のペイで送金を要求しているユーザーは、詐欺や不正を疑おう。

そして上にも書いた通り、金銭によるデータのやり取りは規約違反なので、やめるべきだ。

 

ポケモンGOの投稿が見られないアカウントも

他のユーザーを積極的に、テッカグヤのレイドバトルに招待しているアカウント (SNSの会員) がある。

でも、そのアカウントの持ち主が善良なプレイヤーとは限らない。

 

  • 普段ポケモンGOを遊んでいる投稿がないのに、テッカグヤの招待をしている。
  • 招待が流れ作業化 (定型文など) している。
  • テッカグヤ招待の専用アカウント。

これらのアカウントは、信用すべきではない。

 

普段ポケモンGOを遊んでいない人は、友達をレイドバトルに招待しない。

招待を申し込む際は、実際に招待を受けた人がいるかどうかを確認したい。

 

南半球の人は道具ではない

一方で、南半球の人は北半球の人を招待すべきという風潮もある。

招待はあくまで善意であって、それを強要される筋合いはない。

人を道具扱いしないことが大切と考える。

 

  • 招待をしてくれた相手には感謝する。
  • あなたも相手を招待する。
  • その場だけの関係にせず、定期的にプレゼントを送る。

 

最低限の礼儀・マナーは守るべきだ。

 

悪質な募集アカウントに注意

ポケモンに限らず、何かを募集するためのアカウントは無視をするのが得策である。

 

募集アカウントの目的はさまざまだが、最も迷惑なのが以下の3つだ。

  • 個人情報を収集する。
  • 騙された人をリスト化し、犯罪に悪用する。
  • フォロワー (読者) を稼いで、アカウント (SNSの会員資格) を業者に売り渡す。

 

現金プレゼントへの応募が原因で、犯罪に巻き込まれた・加担させられた事例も報告されている。

とくに、教えた銀行口座を詐欺の振込先に悪用された事例では、あなたもタダでは済まない。

 

最近では、ゲームショップの閉店 (実在せず) を装った偽のプレゼント企画も問題になっていた。

もしかしたら本物もあるかもしれないが、素人には区別がつかない。

無視するのが一番安全であろう。