デュエルリンクスの魅力を熱血指導だ!
遊戯王デュエルリンクスは、遊戯王にキャラクターゲームとソーシャルゲームの要素を融合させたミニデュエルシミュレーションゲームだ。この記事では、その魅力と課題に迫っていきたい。
デュエルリンクスはどんなゲームか
ミニデュエルシミュレーションゲーム
デュエルリンクスは、デュエルシミュレーションゲームではない。ミニデュエルシミュレーションゲームだ。このゲームの決闘(デュエル)は、アニメや実際のOCG(オフィシャルカードゲーム)で繰り広げられているデュエルとは一部のルールが異なり、単純化されている。たとえば、LP(ライフポイント)は4000で、一度にプレイできるモンスターカード、魔法・罠ゾーンの魔法・罠カードはそれぞれ3枚ずつだ。肯定的に捉えれば、そのおかげで、スマホゲームにふさわしくコンパクトになっている。このゲームは家でがっつりやるゲームではないのだ。
キャラクターゲーム
デュエルリンクスは、キャラクター攻略ゲームである。一定の条件をクリアすることで遊戯王デュエルモンスターズ(無印)のキャラクターが使用でき、キャラクターのレベルに応じて報酬(アイテム/スキル/ゆかりのカードなど)がもらえる。デッキは自由に組めるので、キャラクターというラベルを付ける必要性は薄い。だが、特定の相手に対して、特別なセリフを話す(原作キャラは全て声付き!)こともあるので、ファンにとっては嬉しい要素だ。(これを本格的にやりたい方は、タッグフォースシリーズをおすすめしする。)
ソーシャルゲーム
デュエルリンクスは、ソーシャルゲームである。フレンドとの対戦、ランダム対戦、あるいはグループチャットなど、ソーシャルを意識した内容も多くある。トラブルが心配ではあるが、他のソーシャルゲームにはなかなかない要素なので、面白みがある。
ソーシャルゲームらしい要素は他にもある。例えば、ソーシャルゲームらしく、決闘者(デュエリスト)の登場が体力制になっている。つまり、デュエリストの出現数に上限があり、すべてのデュエリストを倒すと、一定の時間が経たなければ復活しなくなっているのだ。もちろん、ジェム*1がもらえるミッションやログインボーナスも付いている。このように、デュエルリンクスは、3つの素材を墓地に送った時のみ、融合召喚できるのだ。
その他のポイント
弱くても安心!
このゲームは、弱くても遊べるようになっている。モブキャラはプレイヤーのレベルに合わせて段階的に強くなるように設定されていて、原作キャラは戦うレベルが選べるようになっている。チュートリアルもしっかり準備されているので、デュエルがわからなくても安心してプレイできる。よほどのことがない限り、死ぬほど強いデュエリストには当たらないので安心してほしい。(ランダム対戦はランク制なので、自分より死ぬほど強い相手には当たらない。)
OCGから独立している
このゲームは、OCGと連動していない。すでに生のカードを持っている人も、そのカードをスキャンすることはできないし、好きなカードを使うことはできない。後述するが、デュエルモンスターズのカードしか入っていないので、新しいカードについて覚えることも、今のところ不要だ。ガチャのことを考慮しなければ、みんなスタートラインは同じというわけだ。
もちろん、戦略・戦術では古参や長年デュエルを続けてきたデュエル戦士には及ばない。だが、今のところ、高度な戦略を展開できるカードはあまりないので安心してほしい。魔法・罠カードでATK(攻撃力)・DEF(守備力)を上げて頑張ろう。
いたってシンプル
このゲームはいたってシンプルである。前述の通り、遊戯王デュエルモンスターズのカードしか収録されていない。シンクロ召喚・エクシーズ召喚・ペンデュラム召喚という新しい召喚方法は使わないので、覚える必要がない。ミニデュエルなので、デッキアウト(デッキが尽きること)を狙う戦術でも時間がかからないし、勝つためにたくさんのカードを展開して気張る必要はない*2。OCGをやる上でネックになっているルールの難しさは、アプリが全部処理してくれるので、気難しいルールからも自由だ*3。難しいコンマイ語は覚えなくていいぞ! やった!
デュエルリンクスで満足するしかねえ!
デュエルリンクスは、原作キャラがさほど苦労もなく使えるファンサービス的なゲームだ。KONAMIがよかれと思って用意してくれたこの機会を是非とも活かしてほしい。玄人には満足できない部分も多いかもしれないが、デュエルリンクスで満足するしかねえ! 皆さんもデュエルで笑顔を!