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メガネ店のIT化について
先日、メガネを壊してしまい、近くの店舗で買い換えた。
以前、この系列の店舗でメガネを買った際は、申込書を手書きで入力する必要があり、他店で購入したメガネのデータを利用することができなかった*1。
今回、2年以上ぶりに同系列店でメガネを作ったことで、メガネ店の目覚ましい発展を目の当たりにした。
顧客対応の電子化
私が利用した店舗では、申し込みにタブレットを採用しており、手書きの手間が省けた。
慣れないタブレットだったので操作に多少手間取りはしたものの、手書きほどの時間はかかっていない。
今回は昔と同じレンズで作り直したが、他店のデータを利用することができた。
客の名前で検索し、本人のものと思われるデータを見つけ出す。
度数だけでなく、どの種類のレンズを使ったかも調べられるので、「非球面レンズってなんでしたっけ?」という説明を再び受ける必要はない。
ところで、車にあまり乗らない人、暑さでドライブ用のサングラスがやられているかもしれない。
そういうときは、購入履歴から同じものを作ってもらうとよい。
ネットショッピングでの対応
ネットショッピングでロボットが買える現代においても、ネットでメガネを買うことに関してはハードルが高い。
コワレモノだし、度数が合わなかったら怖い。
でも、安心してほしい。
今のネットショッピングでは、試着をしたり、購入後に度数を変更したり、実店舗でレンズを入れてもらうこともできる。
オンラインストアご利用ガイド | メガネ通販のZoff[ゾフ]オンラインストア【眼鏡・めがねブランド】
海外のベンチャーでは、すでに持っているメガネのレンズの交換をオンライン上で手続きできるサービスがあるようだ。
上記に挙げた試着というのも、日本のベンチャー企業がやっているサービスである。
メガネというものがこの世にある限り、メガネを使って起業する人はいなくならない。
そうしたベンチャーの発明が大手にも吸収されていくとよいと思う。
それから、かなり前の話になるが、JINSのサイトで自分の写真にメガネを合成して似合うかどうかを調べられるサービスが話題になっていた。
似たようなサービスは中国のベンチャーでも提供されていて、メガネをつけた自分の顔をバーチャルで再現することもできるようだ。
メガネは目の健康に関わるものであるため、なるべく失敗したくない。
似合うかだけでなく、つけ心地や度数・見え方も大事だ。
気をつけないと、体調を壊したり、場合によっては失明しかねない。
しかし、オンライン購入は発達してきているということを覚えてほしい。
メガネは仮想店舗でも買えるのだ。
ユーザーの声でメガネは変わる
メガネは、視力が低い人にとっての生活必需品であるにもかかわらず、コンビニで買うことが難しい。
メガネ店で購入しなければならず、場合によっては眼科医の処方箋が必要になる。
だが、そんな不便なメガネだからこそ、便利になってほしいという声は大きい。
ユーザーが不便だと思えば思うほど、メガネでも見えないような不便が可視化されていく。
そうすれば、新たな企業やサービスが立ち上がるはずだ。
現に、ずれ落ちづらいメガネやPC用のメガネは多くのメガネ店が導入している。
今後も、そのような進化に期待したい。
*1:保証書を持ち込むことで、同じものを作ることができたものと記憶している。