もう「おまとめ記帳」なんて見たくない!
皆さんは、記帳をしているだろうか?
私は面倒くさがりなので、記帳をしてこなかった。
だって、近くにメインバンクのATMがないんだもん!
その結果、「おまとめ記帳」という極めて不名誉な文字が通帳に印字されてしまった。
おまとめ記帳とは
一定期間通帳に記帳していないと、その期間取引された金額が合計で印字される。
全部を印字するとインクの無駄、電力の無駄、時間の無駄、他のお客さんの迷惑になる可能性が高いので、省略するのだ。
おまとめ記帳された分の出入金の詳細は基本的に確認できない。
そうならないためにも、こまめに記帳する必要がある。
とは言っても、近くに記帳できるATMがない。
どうにかならないものか……
おまとめ記帳の明細を見る方法
おまとめ記帳された分の明細は、データとしては残っている。
銀行に請求すれば、該当する期間の明細をもらえる。
ただし、実店舗や電話などで申し込まなければならない。
別紙でもらえるが、通帳には記帳されない。
やはり、こまめな記帳が求められている。
一定期間、通帳に記帳していないと、その期間の出入金が「おまとめ記帳」される。
明細は、実店舗や電話で請求しないと見られない。
電子通帳:記帳不要 データはダウンロード可
メインバンクのATMがない場所に引っ越してしまった!
防犯のため、通帳とキャッシュカードを一緒に持ち歩きたくない!
記帳なんて面倒くさい!
そんな人にオススメなのが、電子通帳だ。
紙の通帳を廃止し、アプリやネットバンキングの会員ページだけに出入金履歴を表示する。
記帳の必要はなく、データのダウンロード・メモの追加が自由にできる。
三菱UFJ銀行はすでに、新しく口座を作る人に紙の通帳を配らないことを決めている。
他行でも、紙の通帳は順次廃止される可能性が高い。
切り替え後 紙の通帳は無効に
電子通帳は、紙の通帳から切り替えないと使えない。
アプリや会員ページから申し込める。
当然ながら、ネットバンキングの利用登録が前提となっている。
ゆうちょ銀行など、大昔に契約した銀行はネットバンキングを契約していない可能性が高い。
ネットバンキングを契約していない方は、実店舗での契約が必要となる。
ちなみに、電子通帳に切り替えた後、紙の通帳は無効化される。
紙の通帳に戻したいという方は、実店舗で手続きしなければならない。
出入金明細を参照できる期間が限られる
紙の通帳と違い、電子通帳は出入金詳細を参照できる期間を区切っている。
期間は銀行によって違うが、古いものから見られなくなっていく。
できれば、半年ごとにデータをダウンロードし、すべての履歴が残るようにしたい。
なお、電子通帳を申し込んで以降の履歴しか見られない銀行もある。
必要な人は申込前に記帳をしたほうがよい。
ネット銀行:ネットで簡単に申し込み
世の中には、楽天銀行やソニー銀行のような「ネット銀行」がある。
ネット銀行の多くは、最初から通帳がない。
店舗や専用のATMがないものもある。
それらの銀行はコンビニや他行のATMと提携していて、一定回数無料でお金を出し入れできる。
もちろん、ネットバンキングも使える。
多くは届出印が必要なく、自分のスマホやパソコンから申し込める。
開設には身分証明書が必要だが、スマホで撮影するだけでよい場合もある。
そうした利便性のあるネット銀行だが、メガバンクほどの信頼はない。
メインバンクとしてはメガバンクが優勢である。
ATM削減の機運高まる 電子通帳の検討を
ネットバンキングの普及を受け、メガバンクはATMや店舗を減らしはじめている。
記帳のできるATMが減ることも予想される。
おまとめ記帳をされてしまう前に、電子通帳への切り替えるのをおすすめする。
それから、ATMや店舗の減少の背景には、人件費を削減したいという思惑もある。
既存店舗でも、窓口業務が簡素化されるかもしれない。
最近はメガバンクにおいても、ネットから申し込める・設定できる内容が増えている。
もしネットバンキングを使っていない人がいれば、早めの申し込みをおすすめしたい。
紙の通帳から電子通帳に切り替えれば、記帳がいらなくなる。
ネット銀行では、もともと通帳がないものも多い。
メガバンクはATMを削減しようとしており、通帳が記帳できる場所は減りそうだ。