菌の繁殖が心配? 大丈夫! 手入れが楽なものもある
寒い冬はエアコンや電気ヒーターなどの暖房器具に目が行きがちだ。
しかし、加湿器のことも忘れてはいけない。
とはいえ、加湿器は最近できた家電であり、今まで使ってこなかった人も多いと思う*1。
私もそのひとりだ。
今回、私は加湿器に初挑戦した。
卓上型・超音波式・ペットボトル加湿器
最近は、空気清浄機や電気ヒーターと一体になったものもある。
だが、私は卓上型の簡単なものを選択した。
卓上型は付属のタンクに水を入れて使うものと、ペットボトルを使うものがある。
また、仕組みとしては水を加熱するものと、超音波で水を空気中に放出するものがある*2。
今回、私が買ったのは、卓上型・超音波式・ペットボトル加湿器である。
ペットボトルは使い捨て 手入れが楽
その最大の魅力は手入れの簡単さにある。
本来、超音波式は加熱殺菌されないため、手入れが大変だ。
タンクの中に雑菌が繁殖していたら、雑菌がミストに乗って拡散される恐れもある。
しかし、ペットボトル型は使い捨てができるので、手入れが楽である。
超音波式:加熱せずに水を拡散するため、雑菌の繁殖が懸念される。
ペットボトル型:使い捨てでき、手入れが簡単。
ショッピングサイトのレビュー 厳しい現実も
ショッピングサイトを見ると、残念な気持ちになった。
- 海外メーカーで、説明文の日本語がつたないものがあった。
- 「やはり手入れが面倒だった」「雑菌がわいた」という衛生面での問題を指摘するレビューがあった。
- 「ペットボトルが溶けた」「水が漏れた」「すぐに壊れた」という指摘も。
今回買ったもの:パーソナル加湿器 NAGOMI
批判的なレビューが目についたため、私はネットでの購入を踏みとどまった。
代わりに、家電量販店の実店舗に出向いた。
ネット上で見覚えのあるものも多かったが、見たことのないものもあった。
そのひとつが、今回買った加湿器である。
スリーアップ パーソナル加湿器 NAGOMI 木目調 ナチュラルウッド PB-T1827NW
- ジャンル: 加湿器
- ショップ: Arcland Online 楽天市場支店
- 価格: 2,120円
日本のメーカーなので日本語が通じる
中国製だが、日本のメーカーの商品である。
ショッピングサイトの他社製品では、説明やQ&Aが機械翻訳と思われるものもあった。
日本語の説明書がついていない製品もあったようだ。
その点、日本のメーカーが売っている本品は安心である。
安心の1年間保証
1年間の保証がついており、正常な使用で故障した場合は無償で修理できる。
説明書には、手入れの方法から故障かと思ったときの対応まで細かく書いてあった。
(手入れは週2回以上。拭いたり、綿棒で掃除したりするだけでOK。)
「給水スティック」は電話で追加購入できる。
給水スティックは3本付属しており、1本を本体に挿して使う。
スティック1本は、ミストが出なくなるまでおよそ1ヶ月使用できる。
感電・転倒・火傷の事故が起きづらい
電源はMicroUSBから供給する。
端子に差し込むだけなので、付属のケーブルでなくても、市販品でも利用できる。
変換アダプタを噛ませることで、コンセントからも給電可能だ。
説明書の通り、本体をペットボトルに挿した後でケーブルを差し込めば、感電する危険性は減る。
それから、ペットボトルの上に45gの本体を取り付けるだけなので、転倒しにくい*3。
付属のプレートに本体を載せれば、重いマグカップの上でも使用できる。
本体は木目調のデザインのものもあり、インスタ映えしそうだった。
今回買ったのは日本のメーカーのもの。
1年間の保証もついていて、説明書には手入れの方法も書かれている。
本体は軽いので、ペットボトルに挿しても転倒しづらい。
生活空間に溶け込む家電
使用して2日、今のところ問題は起きていない。
大きな音もしないので、作業の邪魔にもならない。
1時間に40mlしか吸い上げないため、ペットボトルの水が無駄な感はある*4。
だが、転倒してこぼれるよりはマシだと思う。
家の湿度が気になる方。
加湿器は、簡単なものであれば5000円以内で始められる。
ぜひ試してほしい。
*1:石油ストーブを使っていた時代は、加湿の必要がなかったそうだ。一方で、エアコンや電気ヒーターは燃焼しないので、湿度が上がらない。そのため、加湿が勧められる。
*2:加熱式の加湿器による子どもの事故・火傷も報告されている。
小さなお子様がいる家庭では、注意が求められる。
*3:この製品は本体をペットボトルの飲み口にはめる。広口タイプのものは使えない。
他社製品では、ペットボトルを逆さまにして挿すものもあった。重心が安定するかどうかも、ペットボトル加湿器を選ぶ上で重要な視点だ。
*4:事故防止のため、タイマーを設定しなくても、8時間で電源が切れる仕様になっている。それに、給水スティックに水を吸わせてから使うので、それ相応の量の水は必要だ。