気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

【Kyash】リアルカードが届いたので使用感 クレジットカードからのチャージが便利

クレジットチャージを安心して使えるように

以前紹介したKyashのリアルカードが手元に届いたので、本格的に使い始めた。

 

電子マネー非対応の店でしか使わないので、Kyash自体の直接的な使用感はあまりない。

だが、Origami Pay*1やPayPayが安心して使えるようになった。

オートチャージでスターバックスカードなどが使いやすくなった。

 

 

 

 

Kyashのおさらい

  • KyashはVisaのプリペイドカードとして使えるアプリ。ネット上で、クレジットカードの代わりになる。
  • リアルカードも発行できる。街の買い物で使える。
  • 2%の「キャッシュバック」がある。支払い金額の2%がKyashの残高として戻ってくる。(現金化できないので、厳密にはキャッシュバックではない。)
  • お手持ちのクレジットカードからオートチャージにすることで、クレジットカード側のポイントがつく。(Kyashの残高が0になっても、クレジットから引き落とされる。)

 

 

play.google.com

 

使えるシーン

  • 街のお店で署名を使って買い物
  • ネットから電子マネーのチャージに
  • 電子マネーのオートチャージに
  • バーコード決済の支払い元に
  • ネット通販に

 

使えないシーン

  • 月額料金・年会費などの支払い
  • 公共性のあるもの
  • 名義が一致している必要があるもの
  • 暗証番号*2が必要なもの
  • 本人確認(「3Dセキュア」)*3があるもの
  • 分割払い

 

クレジットチャージとは

クレジットチャージには大きく分けて3種類ある。

  1. 任意の条件で任意の額をオートチャージする
  2. 残高が足りないときに、必要な額をクレジットカードから支払う
  3. 会員ページなどから手動でチャージする

 

1つは、「残高が1000円を下回ったら1000円チャージする」のように、自動チャージの条件をつけるタイプ。

2つ目は、2000円のものを買うときに残高が1000円しかなければ、クレジットカードから支払われるというもの。

3つ目は、自分で会員ページを開いて、好きな額をチャージする。

 

なお、私の知る限りでは、ユーザーの知らない間に際限なくチャージされるというものではない。

 

Kyashを経由してクレジットカードに

チャージの設定は、Kyashのカード情報を入力するだけでよい。

 

お手持ちの電子マネーの(オート)チャージ先にKyashを指定する。

Kyashのオートチャージ先にお手持ちのクレジットカードを指定する。

 

こうするメリットは、クレジットカードを安全に使えることにある。

 

Apple Payの記事でも言及したが、クレジットカード番号がオープンな状況はセキュリティ的に好ましくない

Kyashのカード番号を入力することで、流出時の被害を最小限に抑えられる。

 

 

というのも、Kyashは支払いがあるたびにアプリに通知がくる。

しかも、1日に5万円までしか使えない。

アプリからすぐに利用停止できるので、安心して入力できるのだ。

 

ドトールバリューカードは3Dセキュア不要

ところで、「ドトールバリューカード」のクレジットチャージが誤解しやすそうだった。

ここで説明する。

 

チャージの設定画面に、3Dセキュア云々の注意書きがある。

だが、ドトールバリューカードにはKyashが使える。

よく見ると、3Dセキュアを登録している場合”だけ”認証があると書いてあって、普通に使える。

 

バリューカードは手動で残高を追加する方式なので、残高が0円の状態では使えないことにも注意したい。

 

Kyashが使えない電子マネーも

Kyash公式には、使える電子マネーが書いてあった。

一方で、使えない電子マネーは書いてなかったので、私が気づいた分については紹介したい。

 

  • おさいふPonta
  • nanaco
  • ミスタードーナツカード

 

いずれも本人認証が必要だった。

3Dセキュアが必要・本人認証が必要と書いてあったら使えないので、覚えておこう。

そのほかに、そもそもクレジットチャージ機能がないものもあったが、ここでは言及しない。

 

クレジットカードを紐づけたKyashで電子マネーなどのクレジットチャージに登録すれば、安全でお得。

Kyashは本人認証サービスが使えないため、それが必要な電子マネーには登録できない。

ドトールバリューカードは本人認証の利用が任意なので、Kyashでもクレジットチャージできる。

 

店舗・時期によってお得な電子マネーが変わる

ところで、私がいろいろな電子マネーやバーコード決済をKyashで試しているのには理由がある。

店と時期によって、お得な支払い方法が違うからだ。

 

例えば、執筆時点のファミリーマートでは、PayPay+Tカードが23.5%還元*4でお得だった。

しかし、キャンペーン終了と同時にPayPayのキャッシュバックが0.5%になるので、4%に落ちる。

だとすれば、LINE Pay(コード決済)や楽天ペイと差がなくなってしまう。

 

それから、Origami Payは店によって特典が異なる。

例えば、ケンタッキーフライドチキンでは50円引き、ロフトでは2%オフといった感じだ。


ローソンでは9月に、Origami Payを使うとコーヒー1日1杯が無料でもらえるキャンペーンをやっていた。

だが、通常時は割引がつかないので、他のバーコード決済を使ったほうがお得である。

 

どのサービスがどの店でキャンペーンをやっているか、アンテナを張っておくと、お得に買い物ができるかもしれない。

*1:Origami Payはバーコード決済のひとつ。割引や引換券が充実している。お店によっては、2%オフや50円引きなどの特典が付いている。

*2:Kyashに暗証番号はない。競合のLINE PayやおさいふPontaには暗証番号を設定できる。

*3:おさいふPontaならJCBのJ/Secureが設定できる。

*4:クレジットカードのポイント1%+Kyashのキャッシュバック2%+PayPayのキャッシュバック20%+Tポイント0.5%=23.5%